(この記事は2016年秋現在の情報です)
これから秋の行楽シーズンですので、私が昨年の紅葉の頃に訪れたところを幾つか書こうと思います🍁
*上の写真は三重塔(重要文化財)です
ベタですけど今回は、京都の清水寺です。
その年によって紅葉の時期って多少ズレがあるかと思われますが、この写真は昨年2016年11月22日のもの🍁
【目次】
京都へ行くときの心得
アクセス方法はいろいろありますが、神戸在住の私は、阪急「河原町(かわらまち)」駅から徒歩で30分、というルートをとりました。
因みに神戸や大阪から京都へは阪急電車がお安く、JRの半分くらいの運賃で行けますので、徒歩距離などあまり気にしないなら阪急はおすすめです。
JR京都からバスで最寄「清水道」まで行って徒歩14分というルートもあります。
阪急電車で神戸から京都へは、「十三(じゅうそう)」駅で京都線に乗り換えるのが最短ですが、混むと特急でも40分立ちっぱなしになるので、一旦阪急「梅田(うめだ)」駅終点(大阪キタ中心繁華街)まで出て、一番前に並んで席を取って行くという魂胆です。
(梅田⇆十三は特急で一駅、普通でも2駅です。)
案の定、電車は通勤で混んでおり、十三の時点ではもう席は無く「立ち」確定、「はんなり殺伐」とした席取り合戦を目の当たりにしながらの京都ツアーの始まりはじまり。
京都線に乗った途端に感じたのは
「あぁ、京都は国際的な都市だな」
ということ。
観光客ではなさそうな欧米系の方と日本人であろう方が英語で会話していたりして。
知り合いから、
「も〜人いっぱいで舞台まで辿り着かんかったわ💨」
と聞いていましたので、悠長なことしてたらアカンねんね、ということで始発で出発することに。
結局ちょっと寝坊して2本目出発🚃💨
この日は「清水寺」一本に的を絞って行きました。
私なりの「京都へ行くときの心得」は、
- 始発で行く(なるべく早朝、若しくは傍晚)
- ターミナル乗車の席取り作戦
- 的は一つか二つに絞る
私は地理的に日帰りで行けるので京都へ行く時の用事は一つ(近くなら2つもアリ)に絞ることにしています。
理由は、京都は「とにかく歩く」ことが多く「なんしか疲れる」からですが、遠くから観光などでいらっしゃる方にとったらあそこも此処も、一つでも多く見ておきたいですよね。
京都は見どころ満載、国宝や重要文化財もゴロゴロしてますから、ルートやスポットなど綿密な計画で周られるのも佳し、厳選スポットだけ決めておいてあとは行き当たりばったりのご縁のある処を楽しまれるのも佳しかと思います。
のんびりゆっくり贅沢旅ができるならともかく、京都を周るには体力も気力も要る、そんなイメージがあります。(私だけかも)
何はともあれせっかくの京都、しっかり満喫して帰っていただきたいと思います。
(…って京都に疎いワタクシが言うのも何ですけど)
▲河原町からは、こんな感じの路地を通り抜けながら、Googleマップ頼りに歩きました。
雨上がりの静かな朝です。
結構、坂を登ってきました。
まだ日が昇りきっていない感じ。
観光客でしょうか、欧米系の方がジョギングする姿も。
▼京都タワー
▲仁王門(重要文化財)です。
此処までの坂道には、お土産屋さんがずらりと並んでいて、京都のお土産はだいたい揃うそうです。(清水坂)
仁王門、三重塔を経て、本堂舞台の方へ歩きます。
▼檜板の「清水の舞台」に到着です。
7:30前後でしたがもうまばらに人がいます。
(朝6:00から入れます)
空気が澄んでいて清らかで実に良いですね。
清水寺(本堂は国宝です)
国宝 本堂舞台 江戸初期
「清水の舞台」といわれ、本堂(国宝)の付属建造物で、平安時代の昔から構築されてきた。
現在の舞台組みは寛永10年(1633)徳川三代将軍家光の寄進による再建のままで、欄干親柱の金銅製宝珠に「寛永拾歳」と銘刻されている。
本堂外陣(礼堂)の廊下から南の谷へ開口約18m、奥行約10mに、長さ5.5m、幅30〜60cm、厚さ10cmの檜(ひのき)板敷きつめ檜舞台として張り出し(舞台板は20〜30年毎に張り替える)床下は巨大な欅(けやき)の柱に貫(ぬき)を縦横に通し、楔(くさび)でとめて頑強に支え、いわゆる舞台造りになっている。建造学的には、懸(かけ)造りといい、礼堂の下から長短の欅柱で構築されており、観音様のお住まいとされる南インドの峻険な補陀落(ポトラガ)山中の宝殿に実に似つかわしい。最南端は錦雲渓の急崖に13m強の高さで建ち「清水の舞台から飛び下りるつもりで…」の諺を生んできた。
本来は本堂に奉祀する御本尊千手観音様に向って舞楽を奉納する、名実共に「舞台」で、現に重要な法要には舞楽・芸能などを奉納している。東・西両側の翼廊は、その楽人たちの詰める楽舎である。
この舞台からの、錦雲渓をへだてた向山の子安の塔と阿弥陀ヶ峰の眺めや、京都市街、西山の遠望は、まことに見事である。
左下方には、「清水寺」の寺名を由来する音羽の滝がこんこんと三筋の清水を流し、その上手には同じく舞台造りで奥の院(重要文化財)が建つ。
雨上がりのほんのり霞みがかった紅葉もいいですね🍁
▼少し遠めから見た清水寺
▼音羽の滝(清水寺の寺名の由来になっている)
▼下から仰ぐ清水寺
帰る頃には紅葉に日が映えて綺麗でした🍁
清水寺の
拝観時間:6:00〜18:00(8月9月は18:30まで)
参拝料:中学生までは200円、高校生以上は400円
清水寺 - Wikipedia
夜の特別拝観
清水寺では毎年「春」「夏」「秋」の期間限定、
夜の特別拝観ができます。
清水寺は昔から桜花の名所🌸であるとともに、見事な紅葉も有名です🍁
今年2017年の「秋」は
11月11日(土)〜12月3日(日)
時間:17:30〜21:00(受付終了)
拝観料:大人400円。小・中学生200円
成就院庭園:大人600円。小・中学生300円
詳細はこちらをご覧ください▼
国宝の本堂舞台、重要文化財は仁王門・三重塔・鐘楼ほか多数あります。
清水寺周辺
清水寺をあとにしまして、とことこ下りて行きますと、
- 幕末維新史跡
- 「霊山歴史館(幕末維新ミュージアム)」
- 龍馬の墓登口
なんて表示もありますが、この日こちら辺には寄らず、町家風のお店やお土産屋さんが並ぶ通り
- 清水坂
- 二寧坂(二年坂)
- 産寧坂(三年坂)
などをぶらぶらっとしました▼
清水坂や三年坂・二年坂は、風情のあるお店が建ち並び、お土産を見て周るだけでもかなり楽しめるだろうなぁと思います。
こちらでもウェディングフォト撮影に出逢いました
夜の清水寺も綺麗でしょうね
紅葉の京都、如何でしょうか🍁
京都の朝ごはん
早朝の京都をおすすめ致しましたので、京都の朝ごはんをいただける処を貼っておきます。
自分で開拓した処をご紹介できるのが一番なんですけど、まだそこまで出来ないので▼
【行ってよかった】河原町の朝食・モーニング人気店20選 - Retty
京都通も絶賛!朝が楽しみになる京都の朝食11選 | icotto(イコット)
因みにこのあと河原町までもどり、TULLY'Sコーヒーに入りました☕️
KYOTOのロゴ入りカードをもらってちょっぴり嬉しい朝ごはん🥞
おわりに
桜の時期や紅葉の京都。
気候が良くて景色も一層美しくなる京都、特に秋は美味しいものも多いですし🍁
だからこそ、人の多さもエゲツない。
写真を撮っても、人・ひと・ヒト…
拝観料ひとつ払うのも行列に並んで、人・ひと・ヒト
撮りたいポイントにも辿りつけやしない
美しい京都を、美しく写真におさめるなら、早朝の散策をおすすめ致します
ハッと何かを閃いたり
「あの時あの人にあんな事言っちゃったけど、私が間違ってたかも…」なんて心が改まったり…
新しい空気や景色に触れた時には、心にも新しい風が吹くんですね
それだけで、その旅には大きな価値と収穫があると思います
今日のおすすめは早朝の清水寺とその周辺でした!
お土産屋さんはまだ閉まってますけどね💮
おまけの話
早朝の清水寺は西洋系の方の割合が多かったように思います。
ゆっくり写真を撮りながら散策していると、その明らかに西洋系の3人グループの一人の方からスマホカメラのシャッターを押しての依頼がありまして。
お、来た来た、と思っていたら
「あのー、すみません、写真撮ってもらえますか」
と日本語で。
もちろん快く撮ってさしあげたんですけど、咄嗟の時って笑顔の下でも無意識に身構えるといいますか、一番近い表現は「警戒心で暫く凍る」ニュアンスなんですけど、その氷が溶けるのはその場を離れて暫く経ってからなんですよね。
「後悔先に立たず」とはまさにこんな時のことで
前にテレビか何処かで聞いたことがある、訪日観光客は、景色や文化財を見たり文芸体験なんかもさることながら、
「日本人と交流したい」
「日本の生活に入りたい」
願望のほうが寧ろ高いとのことで、それを思い出した時に、あの日本語で話しかけてくれた西洋の方にもうちょっと気の利いた言葉をかけてあげられなかったのかしら、と残念な気持ちが後を引くんです。
所詮ひとは、ひとを通してその国を見ることを知っているが故に尚更。
通りすがりの異邦人。
そんなことを想いながら、坂道を下っていると、駐車場には大きな観光バスが続々と入ってきて、ツアーのガイドフラッグがあちこちでハタハタ、空気もわさわさしだした
団体様のご来場
どなた様も、日本をたくさん心に刻んでいって下さいね
おこしやす
京都・錦市場の食べ歩き▼