2018年正月・台中ぶらり旅、第3日目〜〜
【目次】
「集集線」ローカル列車に乗ってみたい
▲この日は台中火車站(台中駅)
を8:31に出発する電車に乗り
「集集線」が出ている「二水」へ向かう
▲西沿岸中央からちょろっと山の方へ伸びてるのが集集線
調べて行ったつもりだが、駅現地でダイヤを見てみると、思っていた以上に本数が出ていたりして
予定より20分程早い電車に乗れた
因みに私の宿泊していた「53ホテル」から台中駅は徒歩すぐの便利なところ
手前の旧駅舎を抜けて現在工事中のホーム側を通って、新駅舎のホームから乗車する
二水駅散策から車埕駅まで
▲ 「二水」には9:31に到着
集集線は全長29.7kmの単線で、終点の「車埕:chē chéng」駅まで、全7駅の片道50分の旅
「二水」→「源泉」→「濁水」→「龍泉」→「集集」→「水里」→「車埕」
これが「集集線」の全行程
(二水の一個手前「田中」から発着する便もあり)
ほいで、二水駅で
集集線一日週遊券(1day pass)
@90元(≒ 351円)を購入
「初乗り45元」ですので2回以上乗降するならまぁ
買っておくと宜しいでしょう
次の発車時刻は…10:40!
1時間あるのでこの近辺を散策してみます
▲二水駅から徒歩10分程で
「鐵路文物展示館」の小さな看板があり、むかし日本統治時代に実際に走っていた「CT278號」と「台糖345號」
の先頭車輌が展示されている
日本統治時代、二水郷には
- 縦貫鐵路
- 集集線鐵路
- 台糖鐵路
の、3種の鉄路があって、この辺り彰化二水郷の開発・繁栄は「火車(汽車)」とは切り離せない関係とのこと
▲「CT278號」は、日本製蒸気機関車で、
当時は縦貫鉄路線の快速旅客列車の先頭車輌で
「蒸気女王」と呼ばれた
▲▼「乗車禁止」と書かれていないので、
とりあえずこういうのは上っておく♡
ホンマはあかんかもしれんので破損しないようにと自己責任で、お気をつけてm(_ _)m
ひゃっほ〜う
▲塗装は地肌の質感が分からんくらいべったり塗られてたけど
▲「台糖345號」は台糖鉄路線を走る、比較的小ぶりな機関車、その先頭車輌の後ろ姿と
▲「CT278號」の中から撮った「台糖345號」
▲ちょっと早目に二水駅へ戻り、駅前ロータリーのコンビニ(OKマート)で朝食のパンとおにぎりとミルクティーを買い駅舎でパクつく
10:40発を逃したら次は12:00やからね!
時刻表眺めてたら駅員さんが時刻表冊子くれた
(この時刻表が結構役に立って、もらっといて良かった!)
初乗り45元やから、1dayパス買っといたらえぇよ
教えてくれたんもこの駅員さん、優し…♡
▲車内はこんな感じ
中国の庭園や寺院などでよく見かける丸い入口みたいなのが可愛くて良いな
▲通過してきた源泉駅(写真左上)・濁水駅(右上)・龍泉駅(左下)・水里駅(右下)
▲終点の「車埕(しゃてい)」駅で下車し散策します
車埕散策
▲車埕駅舎:
こういう駅舎!趣きがあっていいですよね
当時のままだそうです
▲景色も空気もよくて気持ちいいです
▲どんだけの広さなんやろと思ったら
▲距離が書かれており、安心して散策できました
▲▼貯木地
▲鴨さん♡love
▲木業展示館:
集集線は日本統治時代に、台湾電力の水力発電所の建設資材の輸送のために敷設された古い路線なんですって
(そういえば、集集線の7駅中5駅の名前に「泉」や「水」の字が入ってる。車窓からは、濁水駅近くにはダムのようなものが見えた。)
駅舎など各所に当時のままの設備が現存している
お土産屋さんも少しあります
▲車埕老街の中の一軒で排骨便當(スペアリブ弁当)と雞腿便當(鶏もも弁当)を注文…お味は
うむむ〆∴%∀×↓🌀
ごめんなさい
▲素敵な場所ですね、梅の花が咲き始めてます
▲地味ですが、この階段みたいなのは文化財的なもの
階段を上ると、貨物車輌などの上で作業ができるようになっている
当時のまま残っている貴重な施設のひとつ
わたし鉄道ファンなんかな
▲▼線路とトンネル…何が私を魅了するのか…笑
▲▼どこかスッキリしてると思ったら、
線路の上に架線が無かった!
集集線は電化されないまま残っているんですね
集集駅
▲せっかくなので「集集駅」にも寄ってみました
が、長閑な商店街があるくらいで、わざわざ降りて散策するスポットは無いかなと思いました
個人の感想です
そして 一旦降車すると、
次の発車は1時間20分後なのを覚悟してください…笑
龍泉駅周辺散策
▲「龍泉駅」から「集集駅」の間には
並木道がつくる「緑のトンネル(緑色隧道)」
があるらしいが、ネットのコメントを覗くと
「よく分からなかった、わざわざ行く価値は無いと思う」などの感想が殆どだったので、そう期待することなく散策してみることに
みんなこんなの想像してないか?笑▼(拝借画像)
沿線にはバナナ畑が多く、南国情緒がある
龍泉駅は無人駅…駅前にcafeがあったようだが
既に撤退していてテナント募集中になっている
▲民家を通り抜け、サイクリング道も少し歩いてみたがよく分からないので引き返して、集集線と車道が並走してるあたりを歩いてみる
この辺りがそぉなんかな〜と思いながら
▲線路ってやっぱりなんかいいな
線路際の方が「緑のトンネル」なのかも…
車埕駅と龍泉駅散策は、本当に空気も良く、集集線散策に来て良かったなと思えるポイントでした
車埕駅は多少テーマパーク風になっていますが、あとは本当に長閑な雰囲気です
車道と線路の間の植樹が
柵がわりになっている感じなので
線路内に入れなくはないですが、自己責任のもと
くれぐれも気をつけてくださいませ
バスで台中へ帰る〜想定外lucky
▲どこまで歩くかな〜って思いながらてくてく歩いてると
「添興窯陶藝村」の看板近くにバス停らしきものを発見
バス停の時刻表を見てたら日本語が解る台湾のお兄さんが話しかけてくださり、台中駅まで行きたいねんけどと話してると丁度一台のバスがあちらからやってきて、そのお兄さん、「僕にもあのバスが台中駅行きが分からないから訊いてあげる」と言ってバスに手を振って停めてくれバスの運ちゃんに「台中駅には行きますか?この人達、日本人ですから宜しく!」と言って私たちがバスに乗車するのを見届けてくださいました
思いのほかあっさりバスがつかまってしまったので、あのお兄さんとはほんの一瞬の出会いでしたけど、ホンマにありがとうございました、感謝致します
ホンマ優しい人多い、台湾、ありがとう
因みに「添興窯陶藝村」は台湾で最も古い蛇窯が残っており、施設の見学や予約をすれば陶芸体験も出来るらしいです
▲バスに乗ってホッとひと安心
緑のトンネルっていうかあの辺全体的に街灯っぽいの見当たらんかったし既に15時回ってたから未知の土地を散策するにはそろそろリミットやったかもと思いつつ
▲1時間ほどで無事台中駅に着き、夕食には前日食いっぱぐれたお弁当屋さんに向かいました
「大三元飯店」
いろいろメニューはありましたが、
ここでも試したくなった「魯肉飯」
@140元(≒ 546円)なので、そう安くはない
お味はハヤシライスのソースだ!と思いましたが
心もお腹も安らぐ安心の味♡
列車事情
今日は主に、集集線ローカル列車の旅をお届けしました
国内でも、鉄道会社が変われば乗り方が違ってたりする
例えば「特急」なんかの、
別途料金や座席指定の要不要など
設定がいろいろあるんですね
昨年夏に高野山(こうやさん:和歌山県の世界遺産)へ行った知人の話では、大阪「なんば」から「極楽橋」という駅まで特急(「特急こうや」「りんかん」)が出ていて便利なんだけど、全席座席指定制になっていて、それを知らずに乗車していた外国人観光客の方が降ろされちゃったんだ、とのことでした
切符の買い方ってたまに戸惑う〜
私もこないだ南海電車の特急乗ろうとした時に、
ホームに「特急券自販機」が設置されてあって、「おっ、これ買わないかんのかな?」と思ってネット検索しても特急料金の記載はない、
どうやら車両によっては座席指定になっていて、
それ以外の車両は特急料金無しで乗れるらしかった
まぁそんなんとか
で、この度の台中駅から二水までの1時間の列車は
予約・座席指定は不要で「悠遊卡」を改札に通すだけでOKだった
因みに、高野山への「特急こうや」・「りんかん」・「天空(橋本駅〜極楽橋駅)」は
何れも昨年(2017年)秋の台風21号の影響で今もなお運休中である
2018年3月いっぱいの運休が決定しており、4月以降の予定は未定だそう
*追記*
2018年4月以降運転再開しています
山間をかいくぐって走る列車ですから倒木や地盤の問題など復旧に時間がかかるんですね
詳細は公式サイトをチェックしてください▼
アクセス|南海高野ほっと・ねっと|世界遺産・高野山情報サイト
この度の台湾・東部で発生した地震により、亡くなられた方々へのご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆さまに、心からのお見舞いを申し上げます
一日も早い復旧を心より願っています
▼元日(1日目)に行った「春水堂」さん