(この記事は2017年9月現在の情報です)
今回は、神戸北野異人館エリアに、旧中国領事館があるというので行ってみました
【目次】
スターバックスから坂の上の異人館へ
▲三宮駅から、スターバックス神戸北野異人館店経由のアクセスはこんな感じです
スターバックス北野異人館店の記事はこちらです▼
↑こちらのスタバから坂の上の異人館へは徒歩8分▼
細い坂道を上っていきます
坂の上の異人館
名前のとおり、おおかた坂の一番上にありました
「坂の上の異人館」旧中国領事館です
外庭
▲門を入ってすぐの所にある円形の壁門
狛犬(こまいぬ)は日本の神社などでも見かけますが、獅子のような犬のような一対の獣の像ですが、魔除けの力があるとされ、この門を潜ると愛情に恵まれるのだそうです。
▲清朝末期の皇帝 光緒帝(1871-1908)
中国の通信社、中国新聞社によると、清朝末期の皇帝 光緒帝の死因がヒ素中毒である事が専門家の調査で分かった。専門チームは2003年に調査を開始し、光緒帝の遺髪や遺骨そして衣服などをX線などで科学的に調査の結果、衣服の一部や頭髪から致死量を超えるヒ素が検出された。
清末の改革を進め、最高権力者の西太后(1835-1908)に幽閉された光緒帝は1908年11月に30代の若さで突然死、その翌日に西太后が病死した。
皇帝の異常な死を巡って、これまで毒殺説と自然死説が併存してきた。「毒殺の首謀者」については、古くから西太后や、後に清朝を倒し中華民国大統領になる袁世凱(1859-1916)らの名前が挙がっている。
(外庭の壺の上にあった説明書きです)
▲玄関
▲螭首亀趺(ちしゅきふ)
亀の形に螭(みずち:角のない竜)の頭の形を刻んだ、石碑の台石のことである。起源は中国で、先祖を守護する聖獣といわれ、家を守るとも伝えられている。
館内の様子
▲百乳文鐘
西周(BC1050〜BC771)の時代のものとされる。用途は祭祀の鐘という説が有力だが定かでない。
▲俑馬
俑は中国古代から用いられている副葬品(亡骸と一緒に墓の中に納めるもの)で、これは五人の奏者を乗せた馬車を型どった焼き物。漢時代の生産とされ、当時の中国の風俗が窺われる。
▲階段の壁にかかってました。ここから2階です
▲▼バスルーム
▲▼バルコニー
▲寝室・ベッドと着物
▼衣装の絵柄
竜の絵について
古代中国では、竜の絵に4本指と5本指とを描いています。
2階寝室・衣装の絵柄:黄衣(おうい)といい、5本指の竜が描かれていることから、皇帝の衣装と思われます。
2階の壺:赤い竜は中国で縁起が良いとされています。こちらの竜は5本指なので、皇帝のそばにあったものだろうと推測されます。
2階テラスの香筒:「雲竜香筒」5本指の竜と共に雲がモチーフになっています。こちらも王室との関係を示唆するものです。(この写真では見えにくいです、テラス内は立入禁止でした)
▼2階の一対の壺
▼2階テラスの一対の雲竜香筒(写真左端)
▼外庭にあった壺
異人館クイズ
▲▼2階に「異人館クイズ」がありました
中国ではよく門の両側に二頭の狛犬が見られます。そのうちメスの方は前足で自分の子を押さえていますが、オスの方は丸い〝まり″の様なものを押さえています。さてこの〝まり″は何を表しているのでしょう?
①水晶
②地球
③太陽
(答えは裏にあります)
答えは、何だと思いますか?
▲答えは②地球
豆知識:オスの手に地球を押さえさせることで、世界を統一するという精神を表しています。
なるほどなるほど。こういう思想から来てるのかな。と、妙に納得…
坂の上の異人館から風見鶏の館までの道
なんかいろいろありそうな旧中国領事館「坂の上の異人館」をあとにしまして、そのまますぐ上の道なりに歩いていきますと
心癒されるキレイなお花
こちらも元は異人邸宅、今はレストランになっています
旧ハンター邸
▲▼旧ハンター邸
現在はウエディングスペースになっており、
「伝統的建造物」に指定されています
一般公開はされていないので、ご用のない方は中には入れません
ハンター坂ってあるけど、このハンター氏に因んだネーミングだったことを知りました
ご興味のある方は下の写真を拡大、或いはこちらのサイトをご覧ください▼
更にてくてく。
道なりに歩きますと、「風見鶏の館」に到着しました
風見鶏の館は、また次回に続く…。
風見鶏の館▼