(この記事は2017年11月現在の情報です)
この記事は前回より続いています▼
六甲ケーブルで六甲山上駅に到着し、六甲山上バスに乗って六甲山上レジャー施設の一つ「六甲高山植物園」に来ました
【目次】
六甲山上レジャー施設
六甲山上レジャー施設には
- 六甲ガーデンテラス・自然体感展望台 六甲枝垂れ
- 六甲高山植物園
- 六甲オルゴールミュージアム
- 六甲山カンツリーハウス
- 六甲山フィールドアスレチック
- 六甲山スノーパーク
- 天覧台・TENRAN CAFE
があります。
六甲高山植物園
「六甲高山植物園」の通常入場料は大人@620円ですが株主優待冊子に付いていた入場引換券をここで使用しました。
▲バス停「高山植物園前」で降りるとパーキングを通って「東入口」に到着します。
東入口で園内マップをもらいました。
高山植物園にはこの「東入口」と「西入口」がありますが、東入口の方が標高が高く、緩やかに下りながら歩けるので楽かと思います。
▲とりあえず園内マップに描かれた「おすすめルート」を歩いてみます
▲▼食虫植物が数種(サラセニアの仲間)植えられています
よく見ると、試験管状になった所に液体が入っています
虫を食べるなんて、凄い進化をしてきたものだと感心します
▼お天気は良いですが、下界よりかなり気温が低いです
▼高山植物には良い環境ですね
▼高山植物は概して背が低くて小さなお花を咲かせます
▼ちょっとしたハイキング気分です
園内にはエリア毎に特徴的な植物が見られます
- 樹林区
- 湿性植物区
- ロックガーデン
- ヒマラヤ区
- 屋久島区
(2017年10月末時点)
この辺りは「ヒマラヤ区」
▲紅葉🍁・黄葉・緑が織り重なって美しいです
身体が悦ぶ、美味しい空気、そんな感じです
ココロもきっと解きほぐされるのでしょう
この施設の良いトコロは、高山植物に出会えること
高山植物について
かつて地球上に4回にわたる氷河期(100万年前〜1万年前)が訪れ、寒冷地の植物は各地で南下し繁殖しました。しかし、気候が温暖になってくると、南方からの植物に再び北へ追いやられます。この時、一部の植物は北上せず、高山に移動し、寒冷な高山帯で生き残りました。
これが今日の高山植物となったのです。
気候条件の激変する高山は、強風で紫外線も強いうえ、水分や養分も乏しく、植物の生育環境としてはとても厳しい場所です。しかし高山植物は、環境に適応した形態や機能を持ち、その花も短い生育期間のために開花時期がほぼ一致し、一斉に花を咲かせます。
ワタシ、この看板の内容に感動しました。
生命の逞しさ、のみならず美しさも思い起こさせるものだと思いました。
植物も、動物も、生命って凄いな…!
ワタシ、お花の中で何が好きかと尋ねられたら
「高山植物」と「睡蓮」かも
高山植物の花は、何れも小さくて一見地味に見えるけど、とっても可憐で気高さを感じる
高山植物に限らず、どの花も、草も高潔であると私は思っている
▲睡蓮の池もありました。開花の時期は終わっています。
右に見えるのは休憩所。
▲「プリンスブリッジ」近所に人だかりが出来ていて、皆んな写真を撮っていました
なんだこれ、
Rokko Meets Art 2017の一つのようです
人気アーティストさんの作品なんでしょうね(^.^)
▲鯉が寄ってきちゃったよ、ゴメンね騙して、エサ無いよー
*エサは近くで売ってたみたいです、後談(笑)
海抜865m、北海道南部に相当する冷涼な地理に恵まれた六甲高山植物園は、5万㎡の敷地の中に世界の高山植物・寒冷地植物・六甲自生植物など1,500種が栽培されています。
開園は1933年(昭和8)、植物学者・牧野富太郎博士の指導を受けています。
1955年(昭和30)には、博物館相当施設に指定されており、天皇家御三代にわたる行幸・行啓を賜るなど、由緒ある植物園として親しまれている、とのことです。
ここも紅葉がきれいですね🍁
11月下旬に向けてより深い紅葉が見られるでしょう🍁
西入口の手前にある「ショップ アルピコラ」の軒先には食虫植物が売られていました。
この日、陳列されていたのはハエトリソウのみでしたが、サラセニアやムシトリスミレの販売もあるようです。
すべて1ポット550円。
興味深いわ〜
「ショップ アルピコラ」ではお土産の販売や森の手作りリース体験など実施中です。
イベント等はサイトでご確認くださいね▼
(▲東入口にある山小屋CAFEエーデルワイスの情報も)
▼「ショップ アルピコラ」ではもうストーブが働いてました
▼「西入口」を出て、最寄りのバス停「オルゴールミュージアム前」までの「近道散策道」をとっとこ下ります。
小走りで2分程かかりました。
六甲山頂駅
バスで六甲山頂駅に来ました。
ここから六甲有馬ロープウェイが出ていて、12分程で有馬温泉に到着します
かつて働いていたと思われる滑車の野ざらし展示
▼そやけど本日運休〜
なぜなら台風明けで、まだ風が強かったからです
▼本当ならこんな感じでぴゅーーチャポーン♨️
▼ロープウェイの時刻表と運賃
▼また来るね〜🚡‾‾🚡‾‾🚡‾‾🚡
▼最後に山頂駅から徒歩で、展望台へ
自然体感展望台六甲枝垂れ
日が暮れた?
▲こちらは通常入場料は大人@300円です
(今回は入場引換券で入りました)
秋ね〜🌾
▼六甲アイランド(ロクアイ)が見えます
▼ここにもArtちゃんが
「六甲枝垂れ」の詳細はこちらをご覧ください▼
自然体感展望台 六甲枝垂れ | 六甲ガーデンテラス・ 自然体感展望台 六甲枝垂れ
「1,000万色以上の色彩表現ができるLED照明を檜のフレームの内側から照らす光のアート」だそうです。
シーズン毎に変わる演出も見どころなんですって。
展望テラスより若干、標高高いです。
次は改めて、ライトアップの夜に来ないと。
もう少し粘れば良いんでしょうけど、防寒対策が甘かったー
(お越しの際はご注意ください、下界より体感10度近く低い感じです、風もきつかったですし)
寒いに加え、体力気力・スマホ、いろいろ電池切れ寸前ちゅうことで。
六甲ガーデンテラスのビューポイント
海抜880mのビューポイントには
- 見晴らしの「塔」「テラス」「デッキ」
- グラニットcafe
- 六甲山ジンギスカンパレス
- 六甲ビューパレス
があります。
六甲ガーデンテラスのビュースポット | 六甲ガーデンテラス・ 自然体感展望台 六甲枝垂れ
▲こちらから「デッキ」のビューポイントへ
1,000万ドルの夜景
(まだ時間が早く、夜景をお見せできなくてごめんなさい)
「1,000万ドルの夜景」といわれるビューポイント
1,000万ドル?!
「香港の100万ドルの夜景」は聞いたことありますけど?
そもそも、「100万ドルの夜景」とは、1953年に電力会社幹部が神戸の夜景について
「六甲山から見た神戸の電灯の電気代」
に絡めて命名したのが始まりなんだそうです。
そして「1,000万ドルの夜景」は、神戸国際観光コンペンション協会がつくりだした言葉のようです。
65年で10倍になったんですね?…
100万ドルにしろ1,000万ドルにしろ、夜景に値段をつけたのが神戸だったなんて知りませんでした。
でもなんでドルなんやろ
うちらの通貨「円」やけど
▲ちょっと小さいですが赤いマークの所ら辺からの展望です
▲デッキから大阪湾に向かって左から。
大阪の街です、夜は綺麗でしょうね
小さく白い、お月さんが見えてます
▲手前は神戸の街、そして六甲アイランド(六アイ)
ちょっと霞んでいて、拡大しないと見えづらいですが
向かって左側の橋は阪神高速、右側は(JR住吉駅から)六甲ライナーで結ばれています。
よく見ると、六アイ沖に何かあります👀
何ですか、これ?(まさか関空ではあるまい!)
ワタシ知りませんでした、Googleマップには載っていません、「神戸沖埋立処分場」なんですね。
大阪湾には神戸沖・尼崎沖・大阪沖・泉大津沖と、4つの埋立処分場があるんです。
関西2府4県の家庭ゴミから建築廃材・産業廃棄物まで全てが此処に集まってくるんですって。
自然豊かな山や美味しい水や空気を、ふだん何気なく享受していることに改めて感謝…。
これらの、これからの環境を考えるなら、ゴミのことも考えなくちゃ、私たち一人ひとりが「ゴミを減らす」「ゴミを分別する・再利用する」意識をもたなければならないんですね
▲右手にはポートアイランド(ポーアイ)ですけど霞んでて写真では見えにくいですね。
ポーアイはポートライナーで三宮駅から結ばれています。
▼終点は「神戸空港」、ポーアイ沖に位置します
▼見晴らしのデッキからは「かわらけ投げ」ができますよ
かわらけ投げは、厄除けの願いを込めて、土製の素焼きの皿「かわらけ」を出来るだけ遠く飛ばすという、古くからある遊びらしいです。
テラスで5枚セット100円で販売されています。
賽銭箱風の木箱に100円投入してくださいチャリーン
(性善説に基づいた販売法ですよね▲)
▲かの、神戸ウォーターも洒落たペットボトルで販売〜
▲瓶にそそられます、レトロ感あるサイダー
六甲ケーブル・くだり
ほな、そろそろ帰りまぁす
下りは「クラシックタイプ」の車両にに当たりました
(上りは「レトロタイプ」で来ました)
今回の記事を書いていて、ゴミ処分場→環境→森林→みたいな連想で、今は昔、カナダの森林学科へ留学しようかと考えた瞬間があったことを思い出しました。
今でも、森林・植物・生態系などには興味があります。
六甲山上から見えた、Googleマップに載ってない六アイ沖の「埋立処分場」、一度見に行ってみたいなと思いました。
六甲山系のケーブルとロープウェイ乗り回って、六甲の自然を満喫しようと思います。
▼そうそう、六甲枝垂れの受付でもらったパンフレット(日付スタンプ押印のものに限る)を次回持って来て入場すると何かもらえるそうです(期限は2019年6月末まで)
次は是非、1,000万ドルの夜景を見に来ましょう!
神戸沖埋立処分場航空写真
埋立容量は、無限大ではないんですよね
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201606/sp/0009159308.shtml