大阪に2つの関帝廟があるというので訪ねてみることにしました
(この記事は2017年11月現在の情報です)
【目次】
寺田町の「関帝廟」
まず向かいましたのは、大阪環状線「寺田町」駅。
駅から結構歩いて探しあてたこちら、門の上には「関帝廟」と掲げられていますが、一般公開はされていないらしく、インターホンを鳴らしてこちらの要望を話すと、中に通してくれて説明もして下さいましたが、とても写真を撮る雰囲気ではなくおそらく10分もしないうちに帰ってきました。
ホームページもありますが、「一般公開はしていません」の一言があれば誰も敢えて行かないものを、なまじ「関帝廟」なんて掲げられてるもんやから、人が訪ねて行くわけです。
そんな訳なので、関係者以外の方はこちらへは行ってはいけません(笑)
寄り道① 四天王寺
気を取り直しまして。
てくてく歩いてますと、「四天王寺」がありました
予定外でしたが、せっかくなので寄っていくことに
お邪魔しま〜す
結構広いんですよ
水が出てる所に惹かれたりします
▼19項目のなんちゃら巡りの札所になっているようです
年配層のみならず、御朱印をいただきにあちこち巡りがちょっとしたブームのようですね
ふらっと立ち寄ってみた四天王寺さん、実は聖徳太子建立のお寺だそうです。
『日本書紀』によると、推古天皇元年(593年)に造立を開始されたようです。
国宝・国指定重要文化財・登録有形文化財・無形民俗文化財なども数多く保存されているようです。
詳細はこちらをご覧ください▼
▼「石舞台」なめの「六時堂」〜
どちらも国指定重要文化財です
なんかもしかして、すごいとこなんかも
▲▼六時堂から。下の写真は「北鐘楼」が見えてます
▼六時堂。昔の建物ってなんか良いな
今昔
写真は少ないですがなんか盛り沢山な感じでした
国宝が見てみたかったな〜と思いました
上海新天地LAOX内の「関帝廟」
最後にこの日、本命の関帝廟へ向かいます
前にも来ました、「黒門市場」の道路を挟んだすぐ向かいにある「上海新天地」(LAOX)ビル内にあります。
下に貼り付けてある「黒門市場」記事の時にも書きましたが、ここは主に中国からの団体観光客相手のおみやげ屋さん的な感じです。
店員もおおかた中国人です。
入ってすぐの階段を上がると、右手に靴やスーツケースが陳列されていて、そこの階段を4段ほど上がった所、左手に「関帝廟」と書かれたドアが。
このビルの地理的には、倉庫かスタッフルームのような感じですが、ここは私たちも自由に入れる「関帝廟」なんです。
▼お邪魔しまぁす
▼こんな間近で関帝とご対面!
▼部屋の向こう端から撮ってもこれくらい
▼御賽銭箱:
お賽銭を入れてからお香を焚いて下さい、お一人1本〜3本です。参拝が終わりましたら、お持ちになったお供物は各自お持ち帰りください。
的なことが何故か簡体字と繁体字が混ざって書かれています
▼今までで一番間近で美しい関帝を拝見しました
▼簡易的な作りでちょっと意外ですが
ドア横に掲示されていた▼
関帝廟の由来
関帝(関公とも呼ばれる)は「関聖帝君」の略称であり、民間では、関帝が極めてよく信仰されている護法の神様である。
関帝の左右に立つ二人の弟子、一人は部下の武将「周倉(しゅうそう)」であり、もう一人は養子の「関平(かんぺい)」である。
関帝が信仰される経緯として、中国東漢時代末期の蜀漢の大将軍関羽がその原型である。
関羽(西暦161〜219)字「雲長」、出身地は河東解良(現在の山西解虞県)である。彼が桃園で劉備・張飛と義兄弟の儀式を挙げてから麦城で負けて殺されるまで、一生戦い続けた。
忠誠を貫き、義が堅いことで後世の人が「関帝廟」を建て参拝するようになった。
関帝は「漢朝の忠義ではただ一人、千年の英雄では第一人者」と誉められている。
伝説では、関帝の前世は「雷音山」の池の中の龍神である。黄河の水を吸い込んで、旱魃(かんばつ=日照り)に苦しむ災民を救ったため、天の朝廷から罰を受け、人間として生まれた。
「忠義な性格、神聖な素質」と言われる関帝は、武神でありながら、財神でもあり、厄除け・金運招福・商売繁盛・家内安全などの無限法力を持っていると信じられているので、世間的に幅広く信仰されている。
「上海新天地 関帝廟」は関帝の前世が龍神であったことから、龍をレリーフとし、製作開始から完成まで3ヶ月、中国本土の職人が手彫りで丁重に作り上げたものです。
2006・12・16
寄り道② ヨドバシカメラ大阪駅
気が済んで大阪(梅田)駅周辺をぶらっと見がてら、駅からヨドバシカメラへダイレクトに入れるルートが「明日から開通」でした。
ちょっと古い内容で恐縮ですが、今年の6月下旬のことでした
逆に、なんで今まで作らんかったんかと思うくらい、皆〜んな困ったはりましたよ
駅の「目の前にあんのにどぉやって行くん?」て(笑)
因みにこの通路は全額ヨドバシさんが負担なさったそうな
(▲スマホ無料アプリ画)
神戸の関帝廟はこちら▼