【目次】
こちらの記事から続いています▼
松本駅の出口には、お城口とアルプス口があり
その名の通り、松本城や城下町へはお城口へ出ます。
駅前バス発着場から周遊バスが出ていて、バス停6つ目くらいで松本城に到着します
が、歩いても1kmほどですし、プラプラと城下町も見ながら歩きました
松本での宿泊
今回の宿泊は、松本駅バスロータリー沿にある
プレミアホテルCABINさん
ビジネスホテルでしょうか、この度は
「駅前の宿泊、最高に便利!」と思いました
旅行の時なんてよっぽどのんびりしたいリゾートならいざ知らず、ほぼ寝に帰るだけですし、眺めがどうの朝食がどうのはどーでもえぇんです。
そう無所謂!
そもそも宿に対する期待値はそう高くないのだ
- 安全で
- 雨風がちゃんと避けられて
- ストレスない水圧と温度でシャワーが出て
- 浴室トイレが綺麗で
- 清潔なベッドで寝れる
なら、それで充分。
香港や中国大陸の旅ではそうではない旅も経験しましたので。…(大変だったことやアクシデントも後になればいいネタ話になりますけどね)
またの機会にお話しできればと思います
(そう言いつつなかなかそこに到達できていないー)
▲受付の横には眺望のいいスペースがあり
朝は朝食をとれて、10時〜22時はウェルカムドリンクを提供しています。
Free Wi-Fiと電源もありますのでゆっくりcafe気分でスマホも使えます。
カウンター席とテーブル席があります。
▼ここからの眺め
朝にはチェックアウトして、荷物はホテルに預かってもらい、散策へ出ます
▲バスロータリーの時計台
松本では毎年8月9月に、セイジ・オザワ松本フェスティバルが開催されています。
松本城の本丸庭園でもオーケストラ演奏がなされます。
実際に視聴した人の話を聞くと、「小澤征爾さんの指揮は本当に凄いことが分かった!」と。
指揮が小澤さんに変わると、空気が変わり、オーケストラから出る音が変わると。
その音は地から鳴り響く力強い音になるそうです。
私も一度、直に聴いてみたいです…
松本での朝食と夕食
▲ほいで、とりあえず朝食はバスロータリー沿にあったモスバーガーで🍔モーニングメニュー
▲▼前日の夕食は松本駅ビル内のご飯屋さんで
ここ!
素材が良くて美味しかったです
上はローストビーフ丼(1,350円税抜)
これも上等でしたが、ここの山賊焼き定食がとっても美味しかったですよ!
▲山賊焼き定食!(920円税抜)
山賊焼きとは、鶏の肉をニンニクなどが入ったタレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げたもので、松本の名物だそうです
他に松本の名産品として、山辺ワイン🍷があります
四賀ワインもおすすめだそうです
▲ホテルでもらってきた「松本街歩きマップ」を持って散策にでかけます
あ、そうそう巷には「月曜休み」の所が多く、月曜が祝日の場合火曜日が休み、私たちは丁度そんな時に当たり、「三連休あとの静けさ…そしてお店も施設も休み」…みたいな感じでしたので、行ける所が却って絞られて良かったんですけど、そんな訳で先ずは源智の井戸を目指します
▲▼本町通りから高砂通り(人形町通り)へ入り
▲▼3ブロックも歩くとすぐ見えました
街ぶら〜松本城下町湧水群と蔵のある町
松本城下町にはあちこちに名水百選の井戸があります
私が通りかかった幾つかの井戸や街並みをご紹介します
源智の井戸
▲源智の井戸
この井戸は、松本市内の名水の一つで、松本に城下町が形成される以前から飲料に用いられた古い歴史をもっています。所有者は、小笠原氏の家臣・河辺縫殿助源智(かわべぬいのすけげんち)で、その名をとって「源智の井戸」と呼ばれるようになりました。この井戸の周辺は、女鳥羽川と薄川の複合扇状地で、市内でも有数の湧水地で地名も源地といいます。
天保14年(1843)に刊行された『善光寺道名所図会』によると、井筒の径は八尺(約2.4m)、高さ九寸(約27cm)で、「当国第一の名水」で松本の町の酒造業者はことごとくこの水を使い、歴代の領主は制札を出してこの清水を保護したといいます。また、享保年間(1716〜1736)に、源地を水源に中町・本町に引水するようになっても、この井戸だけは引水を許さなかったといいます。明治13年(1880)の明治天皇の松本御巡幸には、この井戸の水が御膳水として使用されました。
また、平成20年(2008)には、「まつもと城下町湧水群」として、環境省「平成の名水百選」に認定されました。
▲『善光寺道名所図会』から
▲明治天皇松本御膳水の碑
▲溝というには美しすぎる水が流れています
【平成の名水百選】 まつもと城下町湧水群 松本市ホームページ
▲源智の井戸のすぐお隣のお寺にも井戸がありました
瑞松寺の「宝の泉」
瑞松寺は、明治5年(1872)政府の廃佛毀釈令により廃仏の難に遭い廃寺となりその8年後、明治13年(1880)地域で仏教を信仰する民衆の願いから、瑞松寺の復興が官許されました。しかし廃佛前、元在った場所(現在の宮村全久院)での復興は叶いませんでした。
そこで、瑞松寺の末寺にあたる源地宝泉院の小さな寺を修理し、明治13年に再興。瑞松寺として再建される前から宝泉院という寺院名を護持していただけあって、境内には「宝泉(ほうせん)」と言われるほどの良質な湧水が出ていた事を由来としています。
個人のお宅の井戸
▲▼個人のお宅の前にも井戸が点在していて、そのお宅の個人のお名前で「水質検査結果書」が貼られており、私たちも使わせていただくことができます
この井戸は、松本市水めぐりの井戸整備事業による助成金で整備したものです。
皆さんご自由にお使いください。
▲▼レトロな建物にも会えます
▲▼現在工事中の井戸もありました
大名小路の井戸
▲大名町通りに面し、観光情報センター前にあります
▲▼中町通り
中町通り〜蔵のある町
白壁となまこ壁の土蔵が立ち並ぶ、時代を遡ったかのような古き松本の風景が広がる蔵の町通り。江戸末期や明治に、この一帯が大火に見舞われ、主要な施設や町家が多数失われました。再三にわたる火災から守るため、商人達の知恵で[なまこ壁の土蔵]が造られ今に引き継がれています。蔵シック館は中町の拠点。個性的な店がいっぱい。
▲女鳥羽川沿いにある「縄手通り」(石垣の右側)
▲▼縄手通り
縄手(なわて)通り
城の南総堀と女鳥羽川にはさまれて「縄のように細長い土手」というところから由来しています。四柱(よばしら)神社の参道として発達してきました。城下の風景を再現したような各店舗は玩具・骨董・駄菓子ほか、見ているだけでも楽しい歩行者天国通りです。
信州サーモン
▲▼ちょっと休憩でソフトクリームをいただきました
バニラとキャラメル。
バニラもほんのりとキャラメル風味がかってました、美味しかったです🍦
▲また井戸発見!靴屋さんですね
襘物屋の井戸
洗馬宿から始まる善光寺街道の5番目の宿場町松本の東側に位置する中町は街道沿いに、生糸・酒造業・呉服などの問屋が集まり繁盛していました。
矢口はきもの店も、正保4年(1647)に雑貨商として創業して360年となります。
この地域は地下水がとても豊富で、この井戸も裏庭に在る地下9mの井戸から水を汲み上げて流しています。
西堀公園井戸
西堀は、城の西外堀が明治時代に埋め立てられ、その堀に沿って数本の枝道を持つ
▲いろはす。塩とレモン🍋バージョン、とっても美味しかったです
半分ほど飲んだところで、ここ西堀公園井戸でお水を埋めてまた持ち歩きました
▲▼登録有形文化財になっているレトロな建物
結婚式会場やcafe・レストランなどが入っているようです
松本城と城下町の図
▲模式的に見るとこんな感じになるようです
本丸と二の丸の間は内堀、二の丸と三の丸の間は外堀、三の丸の外側ぐるりは総堀といいます
総堀の東辺の北半分以外の全域と、外堀の南西角380mほど(?)は埋め立てられています▼
▲ブルーに塗られた所は、現存する堀や川。
うすい水色の所は、当時の堀。
この図によると、あの蓮池は北西角にあたり、残された外堀の一部だったんですね
(あの蓮池は関連記事をご覧ください▼)
▲当時の松本城の縄張り
▲▼ご参考に
デジタルパンフレット – 松本市公式観光情報ポータルサイト 「新まつもと物語」
私が今回歩いたのは、ほんの一部でしたが、城下町はもっと丹念に散策すると面白いかもしれません
城下町散策に関する詳細はこちらをご覧ください▼
神戸からの一泊旅行で城下町全域散策はなかなか、丹念にという訳にはいきませんでした
しかし限られた時間の中で、楽しく有意義でした
この日歩いたのは歩行距離にして8.9km、上った階数は16階になりました
城の天守にも上りましたしね(^.^)
この前日は、用事があり湯田中まで行ったんです。
あと折角ですから善光寺にもね(善光寺の本堂は国宝です)
長野県は広いですね〜
時系列的に逆になりましたが、またご紹介します、続きは次回の講釈で。…
善光寺へ▼
特急湯けむり号で湯田中へ▼