(この記事は2017年8月現在の情報です)
この記事は前号より続いています▼
【目次】
滝山城跡をめざして
この度は、初夏に行き損ねていた滝山城跡を目指して出発です。
新神戸駅すぐ北まで迫っている山(六甲)を400m上ると布引の滝があり、もう少し上ると滝山城跡や布引の貯水池があります。
もっと頑張って歩くと、森林植物園や摩耶山に至ります。
森林植物園や摩耶山へ行こうと思うなら早朝からの出発が必然的かと思われます。前にもお話しましたが、
例え近所の山でも、山を侮ってはいけません。
- 日の明るい内に下山するのが原則
- 夏でも長袖・長裾のパンツを着用が望ましい
- 歩きやすい靴・靴下で行こう
- 水・スポーツドリンクやエネルギーに変わりやすい食料などを携帯しておく
- 前日はしっかり睡眠をとる
- 天候の悪い時は無理をしない
- できることなら一人で山に入らない
と、まぁそんな感じで、放っておくと直ぐ夜型になってしまう私は前日夜更かしをしてしまい出発がお昼からになってしまったので、森林植物園や摩耶山はおいといて、滝山城跡を目指します。
三宮駅〜新神戸駅
▼三宮駅から新神戸駅まで1.6km、徒歩で行きます
(このルートの交通機関は神戸市営地下鉄で一駅210円かバス210円があります)
▼フラワーロードを北(山側)へ上ります
▼新神戸駅のバス乗り場🚌
因みに深緑は神戸繁華街を中心によく使われているカラーの様です。
▼今年2017年は神戸港開港150年なんです
バス乗り場まで来ると「⬅︎布引の滝」の誘導があります
ハイキングコース
▼高架下を潜り抜けるとハイキングコースに入ります
▼道なりに歩くと左手に「滝山城跡1.2km」の案内があります。
前回訪問時は出発が更に遅かったためスルーし、布引の滝だけの散策になりました。
▼階段を上り、直ぐ右の道に入ります。
こっちで良いのかな、と半信半疑でしたが最も道らしいルートを選びました(笑)
▼うほ〜。この道、合ってるよね〜?
▼合ってる合ってる(^.^)
▼特に何の設備もなされていない道もあります
▼ふとこんな景色も見えます
▲▼「道」というよりも、「雨が降った時に川になる所を歩いてる」感があります💧
▲▼こんな道、一人で歩いてたらめっちゃ怖いやろな〜とか考えながら只管歩きます
ヒグラシやアブラゼミの鳴声が凄まじいです
▼時折、カタンカタンと音がして影がさすんです。
しかも木の葉が邪魔してよく見えない。
鷹に狙われた兎の気持ちが分かった気がしました💦「空から何かが…?」
本能的に恐怖を感じるものですね。
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ロープウェイでした(笑)
▼やっと出会った初めての道標。
ちょっと安心します
▲山の上り道が結構キツくて、あ〜アレ乗ったら楽チンやろな〜とか(笑)
▼一歩一歩にエネルギーが要ります💦
▼よしよし、着実に近づいてるかな。
この時私はもう汗だく💦
▼と、側面を見て愕然、駅まで700mってことは!
まだ500mある!
心折れそうになりましたが、急な山道はだいたいここまで、後半は少し楽に歩けます。
こないだ作りました虫除けアロマスプレー、山歩きではその効果の試し甲斐があると思い、小まめにスプレーしました。
顔や首など露出してる所を中心にスプレーしてましたらそこは全然咬まれませんでした。
気がついたら油断していた足!
黒い長パンツの上から足を3ヶ所咬まれていましたので、途中からは着衣の上からスプレーしてました。
黒は蚊が寄って来る色だそうです。
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滝山城跡周辺
▲向こうに何か見えます。Wikipediaによるとこの辺りは「堀切」に当たるのでしょうか?
▲お〜❤︎やっとそれらしき看板が。
滝山城跡の説明もありました。
標高約300mの尾根を使った典型的な山城であり、
東西約600m、南北約400mという広い堀域を持ち
ほぼ完全な形で残されている。ハイキングコースに沿って次々と現れる小さな平地は「廓(くるわ)」跡であり、木の棚や堀、矢倉などの建物を設けて城を守った。また谷部を切って堀切を設けており地形の急峻さと合わせて非常に堅固な城であったと言われている。
確かに、手付かずなままの地形と佇まいが残されていて、私の様なド素人が見ても分かりませんが、プロの方の眼にはお宝に見えるのかもしれません。
もう少し詳しい案内が欲しい処です。
山城は戦いの城ですから、なんだか興味があります。
(まぁ、資料自体が殆ど残されていない様なのですが)
もう少し研究と評価が上がる余地を感じさせる山城です。
▼滝山城の詳細はこちら
▲大きな石が。城跡の名残でしょうか?
▲ハイキングコースに入って初めての遭遇者さん。
看板を見てると背後に立ってられて、
超〜オドロキましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
人に出会えたことに安心と喜びを感じてお話を聞きましたら、「前日に就職活動のため名古屋から来て南京街(神戸の中華街)をぶらぶらしてみたけど、なんかもっとディープな所を求めて(?)布引の滝からのコースで此処に辿り着いた」のだそう。
革靴と、とても山歩きの格好とは似つかわしくない服装で「じゃあ、お先に」と言って上って行かれた背中を、失礼してパシャ✨
▲▼ほぼ完全な形で残されているという廓(くるわ)
キレイな平らになっていて何か感じるものはあります。
▲どんな建物があって、何が置かれていたんでしょう…
▼此処も元は廓だったのでしょうね
▲▼遂に到着しました。本丸跡です。
しんどい上り道は休み休み歩いて、此処までちょうど
1時間で来れました。
写真に収めるのを忘れていましたが、本丸を囲む石垣の跡もありました。
▲Wikipediaによると、これは「土橋」
此処もキレイな通り道だな、と分かりました。
▼滝山城跡の石碑の裏側の刻字は
「昭和13年3月 神戸市観光課」とありました。
直ぐ背後は崖になっているので至近距離からの撮影です
▲滝山城跡にお別れを告げまして。
滝山城跡から下山
▼下山します。
往路は右の新神戸駅から来ました。
帰りは別の道を歩いてみます。
左のさるかけ橋・布引の滝方面へ。
▼階段を只管下ります。
上りと違って、私は下りは超〜楽チン✨とっとこ下ります。
この記事は、次号に続く
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