【目次】
- 万里の長城
- 八達嶺長城(2009年8月12日)bā dá lǐng cháng chéng/はったつれいちょうじょう
- 慕田峪長城(1996年7月21日)mù tián yù cháng chéng/ぼでんよくちょうじょう
- 長城・観光・中国
- おわりに
万里の長城
今日は、私が過去に実際に行って見た万里の長城
です。
アクセスのルートや時間・交通費などの記憶はありません。
撮った写真メインの記事です。
万里の長城には幾つかの観光ポイントがあります。
(詳細はサイトをご覧ください▼)
私が過去に行った長城は2箇所(2回)で、
8年前・2009年の八達嶺(はったつれい)長城と
21年前・1996年の慕田峪(ぼでんよく)長城です。
何方もクソ暑い夏でした。
八達嶺長城(2009年8月12日)
bā dá lǐng cháng chéng/
はったつれいちょうじょう
先ずは記憶に新しい方からご紹介▼
2009年の夏、この時は確か2泊3日、全部込みで一人3万円の格安ツアーに入りました。
ツアーの長所は、偏に移動が楽ということ。
何も考えなくてもポイントポイントに連れてってくれて適当な食事もさせてもらえる。
その代わり、行きたくもない観光客専用の
お土産屋さんに時間をかけられたり、
「もっとゆっくり観たいな」と思う所はすっ飛ばされたりします。
この時は相棒&義両親が一緒で、
「安全な旅を貫く」がモットーでしたので
比較的、楽な日程で長城も見れる
このツアーを選択しました。
▼八達嶺長城に入ります。
八達嶺長城は、北京市内から北西へ75km、
車で約1時間で行ける、最もアクセスが良く
観光客も最も多いポイントです。
▼八達嶺長城には、傾斜が緩やかな女坂と
傾斜のキツい箇所がある男坂があります。
(男坂・女坂の名称は日本のツアー会社が敢えて分かりやすいようにと付けたもので中国で特にこの様な呼称はないそうです)
▼ガイドさんのお勧めもあり、男坂を選びました。
険しいけど眺望も良いです。
▼これは確か男坂から見た女坂。
▼時折後ろを振り返ってみます。
▼城壁の間から覗く。
▼結構な勾配出現。
空に向かって伸びてるように見えます
冬凍ると滑り台になりそうです。
▼振り返ると…結構な勾配でスリリングです。
歩きやすい靴で行きましょう。
▼最も急な勾配にさしかかりました。
階段になっており一応手すりが付いています。
▼こんなんです。
左を覗き込むと落ちそうですね。
因みに、相棒も義両親も付いてきませんでした。
一人で、暑さと石の照り返しに堪えながら
修行のように、ひたすら登ります。
▼男坂のゴールの敵楼に到着。
(「北八楼」海抜1,015m)
▼敵楼内部の階段を登ってみます。
▼観光で行けるのは此処までです。
▼暫し景色を眺めて…来た道を戻ります。
▼この階段、下りる方がスリリングです。
でも眺めは最高!
私は日差しに弱いので頭にはcapを被った上から
薄手パーカーのフードを被って日除けして歩きました。
「ガード完璧and蒸し暑い」
を取るか、
「露出and若干風当たるけど日にも当たる」を取るか。
▼下りてきました。
▲中国ではよくこんな感じで標語が
大きく掲げられています。
上は、前年2008年の北京オリンピックのもの
「同一个世界 同一个梦想
(one world one dream)」
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慕田峪長城(1996年7月21日)
mù tián yù cháng chéng/
ぼでんよくちょうじょう
▼ここから1996年の慕田峪長城です▼
▲ the 長城!な、お気に入りワンショット。
▲シンガポール華僑がここ慕田峪長城の修復に携わりました、の記念碑ではないかと思われます。
慕田峪は、北京市内から70kmほどで遠くはないのですが、当時、観光客はとても少なかったです。
現在は、北京地下鉄「東直門駅」(东直门站)から旅遊専線(旅游专线)936系統バスで長城まで直行しますからアクセスはそう悪くない筈です。
毎日7:00・8:00・9:00発車、14:00・15:00・16:00の便で戻ってくる行程です。
当時(1996年)はまだアクセスが不便で、
わたし達は北京市内から3人で包车
(bāo chē/車チャーター🚗💨)して行きました。
運転手さんに往復の値段交渉します。
私たちが遊んでいる間は待機してもらってました。いくらだったかは残念ながら記憶にありません。
▲慕田峪長城からの眺め
▲▼趣のある敵楼内部からの眺め
起伏連綿としたその佇まいは巨龍飛舞の如く
春は桃花・夏に満山碧緑・秋の紅葉・冬は白雪
四季折々の長城が見られるそうです。
観光できる範囲はおよそ3,000m、その間22もの敵楼が設置されています。
(1996年当時です。現在は観光条件など変わっている可能性もあります)
▲モノクロにしてみました、敵楼です。
▲慕田峪長城からの空
▲全体的にキナリがかった色彩になっていますが、黄砂ではありません。
長年放ったらかしにしていたネガフィルムからデータに落としたものですので、こんな感じに出来上がってきました。色形が残ってただけ良かったです。
あ、そうこれらの画像はこないだ富士フイルムさんに依頼に出してたものです。
因みにこちらが関連記事です▼
上の記事の続きです▼
そろそろ下ります。
▲▼こんな道を歩いて下りました。
慕田峪長城の歴史は北斉(550〜577年)時代に
北方騎馬民族からの侵入を防ぐために建造された
ことに遡る。
1983年から修復を開始、
1988年4月に観光地として解放。
北京16景の一つになった。
▲▼当時あったのは、こんな看板の説明と
▼この石碑くらいでした。
(北京市文物保護単位
万里長城北京段
慕田峪
北京市人民政府1984年5月24日公布
北京市文物事業管理局1984年9月立)
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長城・観光・中国
現在は国家級旅遊景区になっています。
(ユネスコの世界文化遺産の登録は1987年)
▼此方一枚はお借りした画像です
現在は、ロープウェイ🚡で上り下りでき、
そして下りは
スライダーという選択もあるそうですよ。
個人的にものすごく興味あります。
めちゃ行きたいです。
YouTubeで「慕田峪長城スライダー」で
動画が出てきます。
スライダーは因みに滑道(huá dào)といいますが、
まぁなんとも合理的でエンターテイメント性
溢れる設備かと一人感心しております。
スライダーはさておいても、長城を見てると純粋に「凄いなぁ」と思うんです。
一度は見ておいても良いものだと思います。
私は機会があれば、
(否、機会は作るもんですけど)
金山嶺長城や司馬台長城、そして
大境門長城にも行ってみたくなりました。
観光地化された所よりも、
人があまり行かないような秘境なんかに
今はスポットが当たっていますが、
スポットが当たった時点でもうそこは秘境ではなくなり、
もの凄い人がおし寄せたりしますね。
中国が今正式に発表している長城の全長は
8851.8kmとのことですが、
修復が進んでいる北京周辺は観光地化されています
が、それ以外の広大な範囲において、
管理・監視も行き届かない状態にあって、
立入禁止区域に勝手に入り込んで
遭難する人があったり
雑な修復や、建設業者による破壊など、
頭を悩ませている現状があるとのことです。
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中国は広大で歴史があって、
見たい所は尽きません。
私が中国へ留学することになった経緯や、
中国に対する思い、良い体験・アホな体験など、
またいずれ徐々にお話しできたらと思っています。
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おわりに
今ワタシは「長城に行きたい」人である。
ひゃっほーぅ
(上の3枚はYouTubeからお借りしました)